レーザープリンターやMDプリンター


レーザープリンターやMDプリンターなど家庭用印刷機はどうですか?

弊社でも試作用途に使用しています。クリアデカールTHはレーザープリンターとの相性が良いため、トナーや熱転写式インクリボンが剥がれ落ちることが少なく、強固な印刷面が得られます。また、SIJ印刷は乾燥庫での高温乾燥が必要なのですが、レーザープリンターであれば印刷した直後からデカールとして使用可能です。

左がレーザプリンター印刷、右がSIJ印刷。1メートル程度離れて見れば大差はありません

レーザープリンター

まず、以前に比べてかなり安く手に入るようになってきたレーザープリンター印刷についてですが、1番の問題はトラッキングコードです。最近のものはかなり小さくなっていますが、カラーレーザープリンターは印刷時に、セキュリティー目的で細かな機種選別コードを同時に印刷しています。ブラザーにおいては薄い黄色の斑点ですが、印刷したデカールを白い塗装の上に貼ると、特にグロス仕上げのときに黄色い斑点が汚れのように残ります。紙に印刷する「印刷物」としてはまったく問題ないのですが、目を凝らせば見えるような斑点ですので、模型用としては避ける判断をしました。また、トナーの定着には問題ないものの、色によって解像度はかなり低く見えます。

熱転写式プリンター(MDプリンター)

次にALPS社のMDプリンターシリーズについて。製造・販売が終了したことや低い解像度の問題もありますが、インクリボンを使用するため、インクリボンの幅を越えるベタ印刷をするときに、リボンの間の筋が印刷面に出るという避けられない点があります。満足できる濃度の白が刷れる唯一と言っていい家庭用の印刷機でしたが、現在の技術を使った新しい家庭機が欲しいところです。弊社ではMD-5500,5000を使っていました。

レーザープリンターでの印刷見本。オフセット印刷の方が網点が目立たないと思いますが、網点が見られます。片目の幅約5mmですので、離れて干渉するには問題ありませんが、デジタルカメラのマクロでは上のような感じで見えます。

SIJ印刷での印刷見本。専用コーティング紙とかなり相性が良くにじみも最低限に抑えられています。シルク印刷のような単色のムラのなさには及びませんが、多色を利用する中間色同士のグラデーションも印刷できます。片目の幅約5mmです。弊社で販売しているカスタムアイデカールも同じ印刷方式です。


蛍光白トナーを使ったレーザープリンター印刷

自宅で刷る方法

2015年8月よりレーザープリンター用の白トナーカートリッジを販売始めました。印刷品質はレーザープリンターの性能によるため、前述の通りであまり解像度は高くありませんが、自宅で白が刷れるというアドバンテージがあります。白の濃度は、SIJ印刷の白2回重ねとほぼ同じと良好です。蛍光ではないただの白トナーもあるにはあるのですが、定着と白濃度の問題があります。そのため、少し高価にはなりますが「蛍光白トナー」を、デカール用白トナーとして販売しています。販売はハイキューパーツの直営オンラインショップで行っています。


トナーに加えて、デカール用紙「クリアデカールTH」を30枚セットにしています。

自宅で白デカールの印刷ができれば作品の幅が広がります

市販の対応レーザープリンターが別途必要です。Kトナーを白トナーに差し替えて使います。詳細はブログで。

蛍光白トナーなので、ブラックライトに反応して光ります



株式会社ハイキューパーツの運営する模型用水転写式デカールの印刷サービス。小ロットかつ高精細を両立した新式印刷デカールです。

株式会社ハイキューパーツは模型用品を専門とするメーカーです。2007年からデカール印刷の新しい方法の研究を始め、2013年にデカール印刷製法を確立。2014年には前述のSIJ印刷製法の不足部分を補うCF印刷式を新たに開発。小ロット=品質を落とすのではなく、個人でも手の届く数量・料金で高精細デカール印刷サービスを運営します。


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