レーザープリンタでの印刷見本(片目の幅:約5mm)
レーザープリンタは基本的にCMYKのトナーを利用するため、そのトナーにない色は網点の掛け合わせで色を表現します。離れて観賞するには問題ありませんが、デジタルカメラのマクロでは上のような感じで見えます。
SIJ印刷での印刷見本(片目の幅:約5mm)
シルク印刷のような単色のムラのなさには及びませんが、多色を利用する中間色同士のグラデーションも印刷できます。
クリアデカールTHはレーザープリンタとの相性が良いため、トナーや熱転写式インクリボンが剥がれ落ちることが少なく、強固な印刷面が得られます。
弊社でも試作用途に使用しています。
レーザープリンタでも、1m離れて目視でみる用途には問題なく印刷できます。
以前に比べてかなり安く手に入るようになってきたレーザープリンタですが、デカールを印刷する際に問題となるのは、フルカラー印刷時は偽造防止用のトラッキングコード(機種選別コード)が印刷されてしまうことです。レーザープリンターでフルカラー印刷された印刷物をクローズアップ撮影すると、全体に渡ってまだらに小さな薄いドット(黄色いドットなどが多い)が印刷されているものがそれで、拡大して写真に撮ると見えてしまうので、模型に使用するのは向いていません。試作用途がオススメです。
熱転写式プリンタでは、インクリボンを使用して印刷します。リボンの幅を越えてベタ印刷をするときには、リボンの間の筋が印刷面に出るという避けられない点があります。
2015年8月より、弊社オンラオンショップでレーザープリンタ用の白トナーカートリッジを販売始めました。
印刷品質はレーザープリンタの性能によるため、前述の通りであまり解像度は高くありませんが、自宅で白が印刷できるというアドバンテージがあります。
白の濃度は、SIJ印刷の白2回重ねとほぼ同じと良好です。蛍光ではないただの白トナーもあるにはあるのですが、定着と白濃度の問題があります。
そのため、少し高価にはなりますが「蛍光白トナー」を、デカール用白トナーとして販売しています。販売はハイキューパーツの直営オンラインショップで行っています。