※ハイキュープリントのプリントサービスではCMYKより色域が広いRGBでの印刷データ受け入れをしています。以下の解説は弊社での事例の紹介ですので予めご理解ください。
Adobe IllustratorにはRGBモードとCMYKモードの2種類があります。RGBモードは主にWebコンテンツ向けで、加法混色と呼ばれます。一方、CMYKモードはオフセットプロセス印刷を想定したもので、紙などに印刷するためのもので、減法混色と呼ばれます。
後の量産工程でCMYKモードを利用しなければならない場合もありますので、用途に応じて使い分けが必要です。ただし、弊社での印刷が最終プロダクトとなる場合は、RGBモードを推奨しています。
印刷技術について勉強したい方には、以下の本がおすすめです。色域やカラープロファイルなど、DTP分野を中心に幅広く、詳細に解説されています。
・カラーモードの指定は、新規ドキュメントを作る際に指定することもできますし、
・ファイル→ドキュメントのカラーモードからあとで変更することもできます。
RGBからCMYKに変換する場合は注意
RGBモードは、CMYKモードよりも色域が広いため、CMYKモードに変換するだけでは、無理にCMYKの色域範囲に収められてしまうため、想定していない色になってしまう場合があります(使用できる絵の具パレットの色数が128色→64色に減るイメージです)。
RGBモードは、より鮮やかで淡い色も表現できます。
RGBモードで作成した場合は、変換後の色をよくチェックして修正するか、RGBモードのまま入稿してください。
実際の水転写式デカールでの実例
RGBモードで作成したデータを、そのまま印刷したもの(左)。CMYKモードに変換して印刷したもの(右)。